かかりつけ医はあなたのそばにいます。
「健康に関することを何でも相談でき、必要な時は専門の医療機関を紹介してくれる身近にいて頼りになる医師のこと」をかかりつけ医と呼んでいます。
熱がある、体がだるい、食欲がないなど体調が悪いなと感じた時にまず相談する自宅近くの診療所や病院の医師のことです。
当クリニックでは在宅での診療が中心ですが、一般の内科や外科の外来も予約にて診察しています。
・かかりつけ医はどのようなことをしてくれるの?
➀ 健康診断・健康相談
定期的な健康診断(血液や尿など)やコロナワクチンやインフルエンザなどの予防注射、高血圧症や糖尿病といった慢性的な病気の診察とその結果の指導や相談にも応じます。
➁ 介護保険の主治医意見書
65歳以上で介護保険が必要になったら行政に申請をしますが、かかりつけ医が主治医意見書を書きます。
それをもとに地域の介護認定審査会でどのような介護が必要な段階にあるのかを話し合っていきます。
➂ 在宅医・ACP
かかりつけ医は、医療と介護のいろいろな職種の方々と連絡・連携しながら支援の必要な方への活動をしています。また、在宅療養が必要な方には訪問診療も行っています。
さらに、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)といって、将来の人生をどのように生活して、どのような医療や介護を受けて最後を迎えるかを計画して、あらかじめご家族など近しい人に表しておく取り組みもしています。
人生の最終段階における医療についてもかかりつけ医は、医療やケア担当者と連携してご本人・ご家族と一緒に考えていきます。
➃ 認知症の早期発見と支援
認知症を起こす病気には治すことが難しいものが多くありますが、適切な医療によって進行を遅らせたり、ご本人の不安や介護をするご家族の負担を軽くすることができます。
かかりつけ医は、認知症の早期診断と支援を行うために、介護保険の相談にのったり、必要に応じて専門医、看護師、ケアマネジャーなどとともに、ご本人やご家族の生活を支えます。
➄ 適切な他の医療機関を紹介
入院や高度な設備での検査が必要になった場合、診療料の異なる医師にかかりたい場合にも適切な医療機関を紹介します。